酒とデザイン / sake to design
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Saul Steinbergの切り抜きとDoのボウル

古道具や古本、古着など「古(ビンテージ)」という言葉はある種の魔法の言葉で(都合良く)一期一会を強く感じて、ついつい散財してしまう事がある。僕は以前、北欧のビンテージ雑貨のみ販売していて、一期一会を取り扱ってる時期もあった。コレクター体質ではない僕は、お客さまが望んで頂けるのなら、ほぼ全てに値段を付けて販売した。時には販売したことを後悔した事もあったけれど、僕の妙なポリシーが「価格がついているものは、いつでも買える」というもの。もちろん高騰したり、いつまで経っても買えなかったりする事が多いけれど「いつでも買える」と思っている分、望んでいるお客さまの手元にあった方が断然良いと思っていた。ただ稀に例外もあり、Saul Steinbergの古本もそのひとつだ。確か仕入れ用に18年前に購入したその本には偶然オマケが付いてきた。それは当時(1954年)の持ち主が新聞の切り抜きを本に挟んでいたものでだった。初版という事や資料性があるという事は僕にはどうでもよくて、そんな事より以前の持ち主が凄く思い入れがあって購入したのだろうなぁと思うと、なかなか販売出来ず自宅の本棚に18年間ずっと仕舞ったまま。今では2~3年に1回ほど、チョコレートでも食べながらその本を開いて色褪せた1954年12月の空気感を楽しむ程度だ。気持ちのよい冬晴れたした今日は、そんな都合の良い一期一会の御開帳にぴったりだ。


Doのボウルはこちら。
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